基本が大切。「『箇条書き手帳』でうまくいく はじめてのバレットジャーナル」を読んで

読書感想

Photo by Glenn Carstens-Peters on Unsplash

を読みました!

ネットでバレットジャーナルのやり方は読めるのでどうだかな、と思っていましたが、読んでみたら色々と学べることがたくさんあったので簡単に振り返りたいと思います!

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本の内容

4章仕立てになっており、

1章 基本的なバレットジャーナルの使い方

2章 バレットジャーナルにおける筆者の工夫

3章 筆者のコレクション(「○○リスト」など)のアイディア集

4章 その他の人のバレットジャーナル活用事例

とバレットジャーナルの基礎からちょっと発展したバレットジャーナルの使い方まで知ることができます。

こんな人におススメ

  • バレットジャーナルの基本を知りたい人
  • アーティスティックなバレットジャーナルではなく、基本の「き」に一度立ち返りたい人

なぜこの本を読もうと思ったのか

バレットジャーナルの基本を体系だってきちんと学びたく、本屋でみかけて気になっていた本だったので読んでみました。

実はバレットジャーナルがでてきた当初から「簡単でよさそう」と取り入れたバレットジャーナル。しかし、うまく活用できず一回目は挫折。

バーチカルタイプ手帳や一日一ページ手帳に流れつつ、こちらもまた挫折。立派な手帳難民となり色々手帳術の本やネット記事を読みあさる月日でした。

ライフスタイルの変化もあり、再度2019年1月よりバレットジャーナル開始。でもなんだかうまくできずまた挫折。

この1月より使っていたバレットジャーナル風のしっちゃかめっちゃかノートが7月頭に終了したので、中途半端な時期に既成の手帳を買うのが嫌だったので(無印の空白手帳も悩んだけど)、三度目の正直で2019年後半よりまたバレットジャーナルを始めることにしました!

そのために、もう一度基礎を勉強しようと思ったのでした。手帳術の本は何冊か読んだことがありますが、バレットジャーナルの本はこれが初めてになります。またダメだったら2020年はレフト式の手帳を買おう~なんて思いながら読書スタート。

学び

第1章は基本的な使い方になるので、知っている情報ばかり。でも続く2章以降では、第1章を踏まえて「こうこうこんな風に使いたいのでこんな工夫をして使っています」という事例や説明がたくさん述べられています。

実際のバレットジャーナルや概念の説明イラストなども用いてとても丁寧に説明してあったので、とてもわかりやすかったです。

この本を読んで得た学び。それは、「基本に忠実」がやっぱり大事なんだな~と。

実は私は今までバレットジャーナルの基本ルールをきちんと実践していなかったのです。

バレットジャーナルの基本の「き」であるインデックスとキー。ネットの記事を読んで、「ふ~ん。こうやるのか。でもめんどくさそう」とインデックスもキーも書いていませんでした。なのでもちろん各ページにページ番号もふりません。

一番初めにトライした時はマンスリーログとデイリーログという名のその日のTODOリスト(仕事関連のみ)を書くだけ。これだと確実にやらなければいけないことしか管理できていませんでした。

もう何年も前なので挫折のきっかけは忘れましたが、「家と会社の往復のみの日々辛い……」と思っていた気がします。そして時間管理術の本を読み漁り、バーチカル手帳へと流れていく。。

2019年から始めたバレットジャーナルでは、フューチャーログ、マンスリーログ、気分でウィークリーログ、デイリーログ(変わらずTODOのみ)でした。ここでもインデックスなど書かない割に、インスタグラムで見かけた可愛い装飾を真似して描いてみたり……でも全然可愛くできなくてテンションだだ下がり。

2018年はジブン手帳を使っていたのですが、その時はマンスリーに色々予定を書き込むのがワクワクしていました。なのに、自作の絶妙に歪んだマンスリーやウィークリーでは、予定を書き込む度にげんなりしてしまったのです。

さらに、一所懸命時間をかけて装飾したページのそのすぐ次のページにメモ書きなどを乱雑にバーッと書くことに抵抗が出てしまい。

なんでも一冊のノートに書き込めるのが謳い文句のバレットジャーナルなのに、書くのに躊躇してしまう状態に。

毎月あれこれ試行錯誤してみるものの、結局納得のいく使い方にならぬまま挫折。

 

再度、バレットジャーナルを始めるにあたって、この基本の「き」を忠実に実行してみようと思ったのです。

そうするとあら不思議。なにやらバレットジャーナルがはかどるではありませんか。

めんどくさいと思っていたインデックスも、Marieさんの説明を読んで、「なるほどたしかに、これは便利よね。インデックス必要だわ」と腑に落ちたのです。

すごく目新しい情報が載っているわけではありません。本当にネットで載っている基本のルール通りです。

Marieさんの説明が上手なのか、はたまた紙で読む情報はやはり入ってきやすいのか、それとも苦しみもがいた後に取り入れる情報だからありがたみが増すのか。

明確にはわかりませんが、今までさーっと流して取り入れていたインデックスの役目の重要性がすんなり入ってきたのです。これはもうせっせとページ番号をふるしかありません。

そして、キーもまずは本に載っている形で実践。今まではタスクの「□」しか使っていませんでしたが、イベント、約束事、思いついたアイディア、メモなど、書く内容に合わせて印をつけ、どんどん箇条書きで書き足していきます。

 

今までTODOリストとして使っていたデイリーログだったので、思いついたアイディアやメモ書きなんかをどこに書こう、あっちかなこっちかなともたもたしていました。

このもたもたしている時ってそれ自体がストレスであることに加え、きっと脳のワーキングメモリーを使うんでしょうね。せっかく集中して作業していていいアイディアが思いついても、この瞬間にあっという間に邪魔されてしまいます。

それが、この基本形に戻り全部をとにかく箇条書きで書いていく! を実践すると、とりあえずなんでも書いていけばいいので何も気にすることがありません。

あっちこっちに書いたメモを探しまわる必要もなくなりました。たくさんメモを書いたとしても、その日のタスク「□」のマークさえチェックしていれば、やらなければいけないことをやりこぼすこともありません。

 

いや、本当に基本の基本のことなんですけど、頭で理解するのと実際に行動に移して体感するのとでは全然違いますね。

こうして、本を読みながら実践して2,3日で今までにないくらい日々が好転していることを実感したのです。

すごいぞバレットジャーナル!

 

 

発展型バレットジャーナルに惑わされるな!

本の中でも述べられていましたが、バレットジャーナルは本来、ノートとペンだけでできるとてもシンプルに書かれるノート術です。

ですが、ここ最近バレットジャーナルをネットで検索すると、とても綺麗に装飾されたページがヒットします。これを本の中では「発展型バレットジャーナル」と呼び、こう述べられていました。

私は、「フォーマットやイラストを書き込むことで癒しを得るタイプの人は、大いにそれを楽しめばいい。使い始める前にいちいちフレームや表を自分で書かなければならないのが重荷になるのなら、自分がストレスを感じない方法を選べばいい」とシンプルに考えています。

自分好みにゼロからつくり上げる自作手帳としてバレットジャーナルを知った人が、その複雑さにもし疲れてしまっているのなら、ぜひノートとペン1本だけで始められるオーソドックスなバレットジャーナルも試してみてほしいなと思っています。

本文より

 

私の場合、「オーソドックスなバレットジャーナルを知っているのに基本を踏襲せずにあれこれ飾りたてようとして結果、フレームやイラストがうまく書けずに本来の目的を見失い挫折していった人」となりますね。

先にも書きましたが、自作のフレームに色々書き込むことに喜びを感じなかったうえに、いざ綺麗にフォーマットが出来たと思うと、そのフォーマットを崩すことになるのが気になって、好きに色々書くことを躊躇するようになってしまっていたのです。

もうストレスでしかありません。そら挫折します。

インスタグラムで綺麗なフォーマットを眺めるのはとても楽しい。自分で真似て描いてみるのもとても楽しい。でも「綺麗に書くこと」が目的じゃない。

今一度、基本に立ち返ることの重要性を身に染みて知ったのでした。

これからの目標

まずは、しばらくはこの基本のバレットジャーナルを忠実に守って実践していきます。ちょっとこなれてきたら自分なりに色々アレンジしたりフォーマットも書いてみたりしたいなと。でもあくまで基本を忠実に、本来の目的を忘れずに!

その他、活用事例にあったnyororo/狩野直子さんの「旅のしおり」を別に作って旅行にはそれだけ持っていくというアイディア、いいな~と思いました。

旅行の時、荷物を最小限にしたいのに手帳を持っていくの幅とるなぁと思っていたのです。小さいノートに旅専用バレットジャーナルを作って、普段の手帳は置いていくという案はいいなと思いました!

さいごに

部屋も頭の中もごちゃごちゃだった私。
子どものころから忘れ物が多く、注意散漫。
一つのことに夢中になると、ほかのことがまったく見えなくなるたちです。
整理整頓が苦手で、少し気を抜くとすぐに部屋は雑然としてしまいます。

頭のなかはいつも、「これをしなくちゃ!」「あれをしたい」「何を読もう」「面白いことおもいついた」「このやり方を仕事に取り入れてみよう!」
などなど、いろんな思いがカテゴライズされないまま、ぐるぐると渦巻いている状態です。

本文より

私だ~~~! となりました。もう、本当にあたまの中が色々なことでぐるぐる渦巻いていて翻弄されている感じ。

それが、この数日はちょっとうまく処理できている気がします。やるべきタスクだけではなく自分のやりたかったことなども、少しずつですが出来ています。

なのに、頭の中はとてもすっきり。

タスクが完了した! ということより、この頭の中のぐるぐるが消えてすっきりしていることが、爽快でたまりません。

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