『ほったらかし投資術』を読んで改めて問う、なんのためのお金なの?

読書感想

ずっと読もうと思っていたこちらの書籍を読みました。

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2024年からの新NISAに向けて

新NISAの積立枠では「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」を淡々と積立ようと計画中。

なんだけれども、改めてこちらの本を読んで「ほったらかし投資術」を確認しておこうと。

全面改訂 第3版は新NISAにも対応とあったので。ちなみに改訂前のものは未読。

 

リスク資産(運用資金の中から、リスクを取って運用してもいいと考える額)はすべて全世界株式のインデックス・ファンドに投資するということで、名指しで「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」も載っていたので、ここはもう迷いなくこの銘柄を積立ていくでいいか、と。

 

悩むのは、人によって配分が違うというリスク資産の保有額をいくらにするの、というところ。

 

改めて突き刺さる、「なんのための投資なのか」

巻末のQ&A、「ほったらかし投資でFIREできる?」の項目を読んでいて、ちょっと突き刺さりました。

簡単にまとめると、”FIREを目指して爪に火を灯すような生活をしていていいの?”ということ。

 

本では、AさんとBさんの例を出して説明されていました。

手取り収入500万円のAさんとBさんがいたとして、25歳から43歳の18年間、

Aさん:年間250万円を投資に回し、250万円で生活
Bさん:年間100万円を投資に回し、400万円で生活

で運用したとする。

「4%」の運用利回りを想定すると、43歳時点で、

Aさん:6250万円
Bさん:2500万円
の金融資産を持っていることになる。
5000万円あれば、資産収入でもそこそこ入ってきますので、割と十分な資産と言えますね。
頑張ったかいがあったもんだと。
しかし、”貯めた額”だけ見ていいのかと。

端的に言って、FIREを目指したAさんは、老後の生活費とのバランスを取りながら支出と投資を配分したBさんよりも、43歳時点で、「より稼げない人」になっていたり、遠慮なく言うと「よりつまらない人」になっていたりするのではないでしょうか。

「より稼げない人」「よりつまらない人」という言葉に、ビーン。

”年間150万円支出が違う生活を18年続けたことの効果”という一文に、心がざわめくものを感じました。

 

例えば、年間150万円あったら何に使う?

月12.5万円。

それを18年間。

 

旅行、趣味、スポーツ、美味しいワイン、芸術鑑賞など、若い時分に楽しむことが後にも有効だったり、良い思い出が長く残ったりする性質の支出対象は少なくありません。世の中には、中年以降では、使えなかったり、使っても有効でなかったりする支出対象が多数あります。お金は、単に増やすだけではなく、有効な時に使うことが大切です。

ここなんだよなー。

 

なんとなく貯めているお金

親の躾が良かったのか、散財することなく節約思考で生きてきた私。

「給料日前には財布が空っぽ」とか、「クレジットカードで買い物すると買った実感がないから使いすぎてしまう」とかの話に、はてなはてな? です。

必要最低限のもの買っていれば、お金減らなくない? 使いすぎることなんてなくない? と。

 

物欲が少ない、とも言えます。

けれど、最近思うネガティブな面としては、「自分に投資ができていない」。

増える資産保有額の数字を見てニヤニヤできるタイプなので、もはや資産運用が趣味と言ってもいいのかもしれません。

最低限の暮らしをして、せっせと投資に回して、増える数値を見てニヤニヤ。

 

でもそんなことを18年間続けていた人より、旅行だったり本だったり人と会うことだったり色々なことにお金をかけて18年間過ごしてきた人の方が、絶対中身のある人間になっている。

もうその差はちょっとやそっとレベルで覆せるものではなくて。

 

”若者”と言っていいかはわからない中年ゾーンに入ってきた私。

「使えなかったり、使っても有効でなかったりする支出対象」がどんどん増えてきている気がする。

食事なんかが最もたる例。

20代の頃は、1万円のお肉とかあったらダイヤモンドのようにキラキラ輝いていたけど、今となっては最初の3口くらいでもうお腹いっぱいなんです。悲しすぎる。

 

なんとなく貯めてきたお金。

老後が心配となんとなく貯めているお金。

新NISA始まるし、可能な限り最速で突っ込もうと貯めていたお金。

 

もう少し自分にお金を使ってもいいのかもしれない。

けれど、何に使ったらいいのかな、とポカンとしてしまう。

 

何に使ったらより稼げるようになるのか?

何に使ったらより面白い人になれるのか?

何に使ったらより充実した人生を送れるのか。

 

それがわからず、ただ留まってしまう今の自分。

旅行? 趣味? スポーツ? 美味しいワイン? 芸術鑑賞?

何をしたら自分が満たされるのか、何をしたいのかわからない。

 

そのこと自体が、つまらないよなぁって。寂しいよなぁって。

もっとよりよくしていきたい。

 

もっと今の自分にお金を使おうと改めて思った

そんなことをつらつらと書きながら、心の中で「似たようなこと前も書いたな」と思っていました。

こちらです。

30代非正規雇用の独身女性が『Die With Zero』を読んで感想というかもんもんと考えたこと
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はー。約3年前の記事。

3年前とほとんど同じこと考えている。

なんと成長のないことか。

このたった3年の間でも、何かにバッとお金を使っていたら何か分かることがあったかもしれない。なかったかもしれないけれど。

何かしら経験を積んで、ちょっぴり稼げるようになっていたかもしれないし、ちょっぴり面白い人になれていたかもしれない。ただ散財して後悔していただけかもしれないけれど。

 

2024年の目標は、「新NISAには月5万円だけ淡々と入れてあとは全部使う!」とかにしようかなぁなんて思った、そんな日でした。

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