知識ゼロから簿記3級を勉強する時におススメ 『簿記がわかってしまう魔法の書』レビュー

読書感想

今日は『簿記がわかってしまう魔法の書』という本をご紹介。

 

知識ほぼ0の状態で読んで、この本のおかげで後に続く簿記3級の勉強がスムーズに続けられました。

簿記3級を勉強するつもりの人はおススメです!

 

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概要

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簿記の手順を暗記する前に誰もがつまずく基本原理の「なぜ」「どうして」に答える超入門書!「資産・負債・資本・収益・費用」の5要素の関係が理解できる。「試算表」のしくみを理解して、仕訳、勘定記入をマスターできる。貸借対照表、損益計算書を読むときのポイントがつかめる。

内容(「BOOK」データベースより)

 

章のタイトルは以下の通り。

Chapter1-簿記を構成する5つの要素
Chapter2-財務諸表と利益の計算
Chapter3-取引の二面性
Chapter4-仕訳
Chapter5-勘定記入
Chapter6-試算表
Chapter7-三分法
Chapter8-減価償却
Chapter9-財務諸表分析

と、一見なんの変わり映えもしない(むしろつまらなそう、わかりにくそう)といった感想を抱いてしまいそうですが、そんなことはありません。

ルカという少年が、魔法使いのおばあさんからもらった魔法の豆を増やしていくというストーリーです。

  • 豆を農耕用具を買えたり
  • 豆を植えて育てたり
  • 育てた豆の木から収穫できた豆を約束通り魔法使いのおばあさんとわけっこしたり

実生活では現金でやっている流れを魔法の豆というシンプルなものに置き換えているのでわかりやすかったです。

 

この本の特徴

わかりやすいストーリー仕立て

ストーリー→解説、ストーリー→解説、……と進んでいきます。

絵本のようなストーリーで話が進んでいくため、「理解しよう!!」と身構えなくても、スルスルとお金(本の中では「魔法の豆」)の流れや、取引と呼ばれるやりとりが頭の中に入ってきます。

解説の例えや説明が独特で覚えやすい!

文章メインの解説ページですが、こちらもイラスト・図多めのわかりやすい説明でした。

例えや用いる言葉が独特で、頭にも残りやすいです。

「債権」を「(お金返してと)ツンツンする権利」と説明があったりして、非常にわかりやすい!

 

この本でわかること・わからないこと

簿記の基礎概念がわかる

  • 「資産・負債・資本・収益・費用」の5要素の関係
  • 仕訳、勘定記入の流れ、考え方
  • 試算表・貸借対照表・損益計算書の役割と概要

と、おおまかなことについては学べます。

 

つまり、

  • どういう理屈でこのなんちゃら表が作られているのか
  • 資産・負債・資本・収益・費用がどういう関係になっているのか

などですね。

試験対策にはならない

実質的な簿記の問題を解くにはこの本だけでは足りません。

けれど、この魔法の本で本質的な理解をしているから、簿記3級の教科書・問題集を見てもするすると理解が進む! という感じです。

 

こんな人におすすめ

これから簿記の勉強をしようと思っている人はもちろん、

簿記の勉強をしてみたけど

・資産・負債・資本・収益・費用の違いがいまいちわからない
・仕訳をいつも間違う、なんとなくで理解してしまっている
という人にとってもおススメです。

ちなみに、私はこちらの本を読んだ後は『クレアール』という通信講座で簿記3級の勉強を進めております。

クレアールでもこれら資産・負債・資本・収益・費用のことや仕訳のことについてもちろん丁寧に解説されています。

けれど、私個人の体感としては、魔法の本を読んでいたおかげでクレアールの講座でも理解が早かったな~と。

感想

魔法のようにわかる本かと思ったら、魔法使いが出てきて簿記を教えてくれるというストーリー仕立ての本でした。

しかしこれが本当にわかりやすかった!!

 

実はむか~し「よくわかる簿記の基礎!」みたいな内容の本を読んだことがあるんです。

けれど、「資産・負債・資本・収益・費用」の違いが全然わからなくて、あっさり挫折。

 

さらに言うと、この『簿記がわかってしまう魔法の書』を読む前にこちらの本も読んでいたんです。

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こちらは、会計を理解する本なので、お店を開いた時に発生するお金のやりとりや必要なことを学ぶのにはとても良い本です。

けれど、簿記の観点でいうと全然網羅されていません。

 

「資産は左側、負債は右側」ということも、さらっとしか説明されていないので、「なんでものによって+-を書く場所が変わるんだ?」とちんぷんかんぷんでした。

 

以下、まだわかっていなかった頃のツイート。

x.com

 

が、それら簿記の基本である5つの要素「資産・負債・資本・収益・費用」が、この『簿記がわかってしまう魔法の書』でびっくりするくらいわかるようになりました。

 

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『簿記がわかってしまう魔法の書』を読了後に、『クレアール』で本格的な試験対策の勉強を始めたのですが、「あぁ、あのシーンでおばあさんがこう説明していたあれだな」という感じで迷子にならずに進められます。

 

この本のおかげで、以前ちらっと勉強してつまづいた資産・負債・資本・収益・費用の違いがようやくわかるようになりました。

簿記の手順を暗記する前に誰もがつまずく基本原理の「なぜ」「どうして」に応える超入門書

◎「資産・負債・資本・収益・費用」の5要素の関係が理解できる
◎「試算表」のしくみを理解して、仕訳、勘定記入をマスターできる
◎貸借対照表、損益計算書を読むときのポイントがつかめる

と見返しに書いてありますが、まさにそんな感じです。

 

ページ数も190Pとそんなに分厚くない本なので、ちょっとでも気になった方は、ぜひ読んでみてくださいね~。

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