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を読みました。「ライフプラン」を立てようと、一通り「ライフプラン」と名の付く本を手にしたうちの一冊です。
内容
仕事、結婚、子ども、住まい、シングルの5つに分けてそれぞれどんな選択肢があってそれぞれどれくらいお金がかかるの? というのが紹介された本でした。
普段、日経WOMANあたりをよく読んでいるからか、目新しい情報はなかったというのが正直な感想です。
そうでなくとも、「紹介予定派遣」、「婚活」、「待機児童」「保活」などが「押さえておきたいキーワード」として紹介されていて、読んでいて「今の20代30代でこれらの言葉を知らない人っているの?」という感じでした。2016年発行の書籍なのに……。
けれども、
- 正社員・派遣・契約・パートアルバイトで生涯年収がどれくらい違うのか、それぞれの働き方の出産時の使える制度ともらえる金額の違いetc.
- 住宅ローンを組む時の金利の違い、教育訓練給付金制度、高額療養費制度etc.
- 子どもを産むのに生物学的な妊娠適齢期はいつまでなのかetc.
知らない人は知らないかもしれないことが広く浅く書かれていて、ざっと知識の確認をするのにはとても良い本だなと思いました。
あとがきにも書かれていますが、「結婚したいよね?」「子どものいる暖かい家庭が欲しいよね?」といった価値観は押し出さず、知っておいたほうがいいと思われる事実を理屈や数字をもって客観的に紹介されている本でした。
読後の感想
なぜ35歳なのか――。
本の中では、以下のことが理由にあげられていました。
- 妊娠しにくくなっていく
- 転職しにくくなっていく
- 気力体力が落ちてくる
あぁどれも心に突き刺さります……。特に20代後半に仕事で体調を崩し、総合的な体力と気力が一気に落ち未だ回復していない状態にあるので、事の重大さはひしひしと感じます。気力と体力、本当大事ですよ。
転職についても、そう。普通に働いていても転職しにくくなっていくというのに、現在無職の私は相当厳しい立ち位置にいるともいえます。
子どもについては、数年前に色々考えて「あ、私は絶対子どもが欲しいわけではないんだな」という考えにいたりました。それまで、結婚して子どもを産むのが当たり前と思っていましたが、そんなの個人の自由なんですよね。それが30を超えても婚活に勤しむことなくのんびりしている理由です。子どもだけは絶対的なリミットがありますが、結婚は何歳になってもできますもんね。
まぁ、いざ結婚したい人が現れた時、その人の子どもが絶対欲しい! となる可能性はおおいにあるわけで、可能性を見据えて色々準備しておかなくてはいけないなとは思います。
本の中では、シングルでいた場合はもちろん、結婚したけど子どもがいない場合についてのメリット・デメリットも書かれています。
子どもがいない場合のデメリットで私が一番くるだろうな~と思うのが「孤独」です。何かあった時に頼れる相手がいるというのは大きいですよね。依存するとか面倒見てもらうとかでなく、心強さという点で。
昔、両親が旅行先で自然災害に巻き込まれた時のこと。幸い、結果的に怪我もなく無事に戻ってきてくれたのですが、一時は2,3日連絡がつかず安否不明となったんです。
もうその時の心情ときたらですよ。その時、私の兄弟の存在がとても心強かったんです。何かあっても一人じゃないという心強さ。
その存在が、その内パートナーとなり子どもになっていくんだろうなと。
一生シングルでいる場合、頼れる存在が身内に少なくなるわけです。「あ、私もうこれ一生シングルでいくな」となった時は、その部分覚悟しなくてはいけないな~と改めて思いました。
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