死が近づいた時に見える本当に大事なこと

映画感想

人生でやりたいこと100のリストを書いていたら、映画「最高の人生の見つけ方」のことを思い出しました。

以下、感想文の中には内容を想像させるネタバレも含まれますのでご留意ください。

 

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原題である「Bucket List」を、「人生でやりたい100のリスト」の意味で最近耳にするようになりました。2007年 にアメリカで公開された映画です。

たしか、公開されてわりとすぐに見たのでもう10年近く前に見た映画ということですね。それでもすごく心に残っております。(とか言いつつ、内容間違ってたらごめんなさい^^;)

余命半年を宣告された二人の男性、カーターとエドワード。たまたま病室で一緒になったということ以外まったく共通点のなかった二人が、人生でやり残したことを残りの半年をかけてやっていくというストーリーです。

映画の中で、二人は実際に紙にやりたいことリストを書いていきます。

「荘厳な景色を見る」「赤の他人に親切にする」「涙が出るほど笑う」……と、カーターは書いた。
「スカイダイビングをする」「ライオン狩りに行く」「世界一の美女にキスをする」……と、エドワードが付け加えた!

ワーナー公式|最高の人生の見つけ方

 

と、このように初めはよくある夢系というか、一般的に夢としてあげられるようなものを実践していくのですよね。スカイダイビングなんて最もたるな感じです。「世界一の美女にキスをする」なんてのを書きつけた時には「はいはいおっさんの夢だよね~^^」なんて思いながら見ていました(笑)。

確か、エジプトにピラミッドを見に行ったりもしていましたよね。私もいつか行きたいな~とワクワクしながら見たものです。そして、実際自分がこんな風にあちこち世界を見て回れるのも、死ぬとわかった時なのかな~なんて。

余談ですが、今は「そんなことない! やろうと思ったことは今やっていこう!」な人生にシフト中です。エジプト、行くぞ~!

そんなふうにやりたいことリストを着々と叶えていく二人ですが、段々とその内容が世界・自分の身の外のことから、家族・自分のことなど内面のことにシフトしていきます。スカイダイビングなんかは申込をしてちゃっちゃと達成していた二人ですが、家族のこととなると中々スムーズにいかなくなるんですよね。

長年の家族との関係。自分がこの何十年どうやって生きてきたか。何を積み上げてきたのか。

それが浮き彫りになっていくんです。

私が一番心に残っているハイライトシーンが、「世界一の美女にキスをする」を叶えたところです。

一言で言って号泣。

もう今思い出しても、「おうぇっ」って嗚咽つきで泣けます。なんならブログ書きながら今また泣いて、ティッシュを探し求めました。

「世界一の美女」って、何をもって世界一とするのだろう。ミスユニバースとか? とリストが書かれたシーンでは思いました。

それがこの展開ですよ。そうだよねー! もうこれ以上に「世界一」の存在ってありますか……!(号泣) と。愛が紡がれ凝縮された存在。

キスをしてから、「あ、そうだそうだ。あのリストが叶ったぞ」とリストに達成の印の線を引くという描写もすごく良かったです。

人生って、すべてはここなんだよね。と若造である私は涙と鼻水を垂らしまくりながら見たのでした。

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まとめ

最高の人生とはなんだろう。この映画で描かれていたのは「家族・身近な人」についてだったと思います。すべては、ここが豊かでなければ他の何が満たされたって何か足りない物悲しい人生になってしまう気がする。

かくして、あれから10年経った私は世俗的な夢をバケットリストに書き連ねていました。自分で言うのもなんだけど、30代はまだ若い。パートナーもまだいないのでどうしても自分を中心に考える日々です。(親もまだおかげ様でピンピンしてるし。むしろ私より元気^^;)

けれど、いつか死ぬんだよなーと。

その時、親がどうなっているか、パートナーがいるのかいないのか。子供はいるのかいないのかわからないけれど、いつか死ぬその時にどういう状態でいたいのかを考えながら日々を過ごすのは大事かもなと思った10年越の感想文でした。

 

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