こちらの記事で、米国高配当ETFと米国債券に興味を持ち始めたことを綴りました。
その後、MMFと米国債券を試しにいくつか購入。
目的としては、
- 2024年から新つみたてNISAに全力投球したい。(高配当ETFも購入したい)
- それまでの間、余剰資金を普通預金にただ置いておくのはもったいないのでどこか利率のいいところへ置いておきたい
です。
数ヶ月が経って利息を得ることができ、こちらの記事で書き綴っていた「高配当ETFなどを買ってキャッシュフローを得てみたい」という経験もすることができました。
が、経験してみてわかった感情の揺らぎ。
実際にキャッシュフローを得てみたものの、リアルに財布が潤う実感がなく。
ということを考え直し始めました。
2024年の新NISAに対する当初の予定
つみたて投資枠でオルカン、成長投資枠で米国高配当ETFを買う
名称の通り素直に
- 年間120万円のつみたて投資枠では長期積立の投資信託を買う
- 年間240万円の成長投資枠ではキャッシュフローを得るためSPYD・VYM・HDVあたりを買う
を計画していました。
毎月3.3万円〜5万円と決めた額をつみたて投資枠に入れていくのを基本方針としつつ、
余剰資金があったら将来のキャッシュフローを生むための高配当株を購入していこうと。
小耳にはさむ、新NISAの最適解『つみたて投資枠に全力投球』
一個人の非課税保有限度額(総枠)は1800万円。
そしてこの1800万円は、つみたて投資枠だけで使いきることが可能です。
再投資型の投資信託を購入していれば、枠の消費は購入時のみ。
配当型のものを購入してしまうと、利息や配当で得た資金を再び投資信託や株の購入に当ててしまうとこの枠を消費してしまうことになるため、せっかくの非課税枠が活かせず不利であると。
なので、一番の効率を目指すならば、全額つみたて投資だけでいく! が最適解だそうです。
↑投資初心者が色々調べてざっくり理解した内容です。
もっと賢い方がたくさん記事や動画を作られているので、詳しくはググってくださいませ。
それでも変わらなかった米国高配当ETFを買いたい気持ち
ただ、私はこの説明を聞いても
「わかっちゃいるけどそれでも私はキャッシュフローを得てみたいんだ!」
と感じ、新NISAのうち一部は成長投資枠で高配当ETFを買うぞ! と息巻いていました。
利息や配当も、再投資せずにお財布に入れるぞ! 好きに使うぞ! とね。
実際にキャッシュフローを得た経験で起きた心情の変化
そうして、冒頭に書いた通り余剰資金の一時置き場の目的で購入したMMFや債券で実際にキャッシュフローを得る経験をしてみました。
ですが、「再投資せずお財布に入れる」が心情的にできないことに気がつきました。
利息を円に戻すの手数料が二度手間じゃない?
今回、MMFや米国債券の購入にあたって円をドルに変えました。
ここで一旦、円→ドルの手数料がかかっています。
そしてドルでMMFや債券を運用。
晴れて利息をもらえたわけですが、それはドルで支払われるわけです。
さて、このドルをお財布に入れて好きに使おうとすると、現在日本に住んで日本円で暮らしているわけなのでまた円に戻す必要があります。
ドル→円の手数料が再びかかってしまうわけですね。
あれ、じゃあ最初から好きに使うお金は円で取り分けておいて、残りはドルにして運用! とかでいいんじゃない? と。
たとえ手数料かかったとしても、ドルで運用してから円に戻して……の方が数値上はより多くが手元に残るかもしれません。
けれど、心情的に、二度手間だなぁと感じてしまったのです。
せっかくドルにしたものを円に戻せない心情
しかも、この最初の円→ドルの際になかなか気を使って苦労してドルにしているんですよね。
住信SBI銀行で、少しでも円が高い時にドルを購入できるように設定し。
ある程度ドルが貯まったらSBI証券に入金して、タイミングをみて債券を購入し。
(為替や金融商品は、購入タイミングを見計らっちゃダメなものかもしれませんが、ついつい見ちゃいます。)
最初の設定さえ済めばあとは自動ではありますが、この最初の設定で色々ちまちま頑張ってドルにした記憶があるので、
「それを、またあっさりと円に戻すの?」
と、心情的にストップがかかってしまいました。
しかも、「2024年から米国高配当ETFを購入するならドルは多く用意しておいた方がいいはず」という考えのもと、円→ドルの設定はまだ効かせたままです。
「少しでも円が高い時に、円→ドルしよう!」とせっせとドルを購入している横で、
配当金として入ったドルは為替も気にせずさっさと円にできるのか? と。
利息や配当でもらったお金は好きに使うと決めたんだから! と、為替などノーチェックで円に戻して使うのが理論的なのかもしれません。
けれど、先のことがついつい頭に浮かんでしまって、「やっぱりこのもらった利息は再投資しようかなぁ」と心が揺れ動いてしまいました。
うーん、ブレブレです。
米国関係ファンドのデメリットであると言われる
- 換金手数料
- 為替リスク
を、実際に体験してみて痛感しているところです。
これなら確かに、日本円で利息や配当金を受け取れる日本株っていいなぁ……と。
そもそもドル建ての運用の最終ゴールがわからなくなってきた
今回、利息でもらった額がまだまだ数千円というレベルだからかもしれません。
自分が一切働きもせずに、数千円が入ってくるって凄いことですよね。
けれど、それが財布に入ったとして、正直ちょっとまだ生活が潤う実感ってないです。
では、これが月5万円とか10万円とか、確実に生活が潤うレベルになったら?
その時は、すんなりドル→円にして豊かに暮らせるのでしょうか。
これも、まだ体験していないので自分の心情がどうなってしまうのか、今はまだわかりません。
そこに至るまで、ドルを買い続け米国債券や米国高配当株を買い続ければいいのでしょうか。
そうして、利息や配当金は好きに使いつつ、けれど余剰資金は追加追加で金融商品を購入していって……いよいよ100歳とかなった時、保有しているドル建の金融商品ってどうすればいいんでしょうね。
ま、これは日本円で持っている金融商品も同じことですけどね。
そのあたり、まだ考えが浅はかというか、行き当たりばったりな感じなんだなーとも思いました。
好きに使えるお金が欲しいなら、もっと稼げばいいんじゃないの?
「キャッシュフローが欲しい! 好きに使えるお金にする!」という目的のもと、米国高配当ETFの購入だ! と思っていました。
が、今回の件で利息や配当で入ったお金をすんなり好きに使えないことがわかりました。
それでは、2024年から始まる新NISA、やっぱり世の賢い人たちが言っている全額つみたて投資枠が私にとっても最適解なのかなぁ、と。
そうして、そんなことを考えながらふと思ったこと。
もっとうまく働いて、今の倍稼げばこんなちまちま考えなくていいのかな、なんてこと。笑
つみたて投資はしっかりやる。
その他は、ばーっと稼いでばーっと好きに使うんだ! とね。
結局、
投資で何をしたいのか。
自由に好きに使えるお金を増やしたいなら、手段は投資でなくてもいいのではないか。
そのあたりぼんやりしているんでしょうなー。
結局、心情の変化を書き連ね、2024年の運用方針が定まらない本日でした。
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