読んだ本たち
敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法
タイトルからHSPの本だと思っていたのですが、違いました。
- 周りの顔色を常にうかがってビクビクしている
- 他人の評価が気になってしょうがない
- 相手にどう思われるか気になって言いたいことが言えない
- 自分の意見を求められると頭が真っ白になってしまう
などなど。こんな人達を本書では「敏感すぎる人」と呼び、
- どうしてそうなったのか
- どうすれば自分らしく生きていけるようになるか
を説いた本でした。
感想としては、良書。めっちゃ良書。
本を読んでいて、「これは!」と思う表現や文はノートに書き移すようにしているんですが、もうプロローグだけでB5ノートがびっしり。
各章ももちろん、自分に突き刺さる箇所が多くて、ページ丸々蛍光ペンを引きたくなるようなところもありました。
本では、「集中的に取り組めば7日間で自己肯定感をあげられるようになるよ!」と書かれていましたが、全然ですよ先生!
内容が濃い、ということもあるんですが、過去を振り返るワークなどがあり。
ある期間のことを思い出そうとすると、頭がずんっと鈍くなり思考が停止してしまうんですよね。
やっぱり私のしがらみはここにあるんだなーというのを再認識させてくれる本でした。
7日間のワークは、少しずつ進めている最中。
シンプルライフ・ミニマリスト系の本を何冊か
ふと、また片付けたい欲におちいり、図書館でそのコーナーに浸って一日読んでいました。
ライフオーガナイザーの資格を取りたいななんて思ったりしました。
具体的に何をする人なのかわからないけど。
ムック本に乗っている写真のような「何もない部屋」で暮らしたい。
けれど、では、と今すぐ部屋を片付けられない。
これもあれも、必要なはず、使っている、毎日ではないけれど……。
明らかに雑多であるのに、でもまだ手放せない。厳選できていない。
これは先述の本『敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法』でも通ずるところがあります。
自己肯定感がない ⇒ 他人軸で生きている ⇒ 数多の他人の価値観にその都度合わせて生きている
だから、色々な価値観に合わせた物を所有するようになってしまうと。
たまに、「本当に好きなこと」がわからなくなったりするんですよね。
そりゃ、生きるためにはある程度嫌な仕事でも働かなきゃとかはありますが、でも本当の本当にやりたいことって?
あるいは夢中になれることって?
ずっと熱中して好きだったことは?
と考えると、ないなーと。
これは、たまたまないだけなのか、あるいはやっぱり他人にどう見られるかを気にした他人軸で生きているからなのか。
シンプルで、綺麗で、好きなモノだけに囲まれて暮らしたい。
シンプルに暮らすことに惹かれるのはそんな思い。
でもそのもっと奥にある、
というところを私は求めているんだなと改めて感じました。
ミニマリズムとは、結局、自分軸の話なんだなと。
ミニマリストの人達は、自分にとっての幸せとは何かを自分でわかっている人達なんだなと。
お前の仕事はお前じゃない。
お前の銀行残高はお前じゃない。
お前はお前が乗り回している車じゃない。
お前の財布の中身はお前じゃない。
そのくそったれなブランドもお前とは一切関係がない。
映画『ファイト・クラブ』からの引用
『ぼくたちに、もうモノは必要ない』で引用されていた言葉。
ずびびと来ました。
特に前半2つ。
「すごい!」と言われる仕事に執着してしまう。
自分がやりたいかとか自分に合っているかとかよりも、社会的地位があるような職とか専門職とか。
これは、多少原因はわかっていて、親にそういった仕事に就けと幼い頃から言われ続けていたから。
専門的な大学にも通わせてもらったから、そこを卒業しておきながら普通のOLなんて選ぶことは許されない、と思っていました。
自分で決めたと思っていた進路や就職先でしたけど、親の意見を気にしていたなぁと。
OK・NGのジャッジが、完全に「親が気に入るか否か」でした。。
だから、そういった仕事に一度は就きながらも、脱落してしまった今、
- すごいと言われる仕事に就いていないお前は価値がない
- 今こそ本当に自分が望むものを見つけていこう
という2つの自分がせめぎ合っています。
メンタルが落ちるとついつい前者の考えに引っ張られてしまうんですよねー。
転職先などを見ていても、「自分がやりたい仕事か」とか「スキルアップに繋がりそうか」とかで選ぼうとしても、ついつい給与額が多い方に揺らいでしまいます。
これは単純にお金が好きだからというのもあると思うんですけど(笑)、でも、稼いだだけパーッと使うタイプでもありません。
海外旅行は好きでちょくちょく行ってたけど、格安旅が好きだったしブランド物なんかは興味がない。
なのに、お金に惹かれるというのは、やっぱり「銀行残高=自分の価値」と思ってしまっている面があるんだろうなと。
すごい仕事、あるいは稼げる仕事に就いている自分 = 立派な価値ある自分
という図式が出来上がってしまっている。
それを満たせていないと、生活できるだけの仕事をして暮らしていても、自分を認められないし満足できない。
そりゃ穏やかに暮らせませんよね。
そんなあたりを目指したい。
何もなかったわたしがイチから身につけた 稼げる技術――女性のためのカセギスキル
って思いながらこんな本を読んじゃう。(笑)
もしかしたら捻じ曲がった思いもあるかもしれないけれど、でも純粋に稼ぎたい! 輝きたい! という欲求があります。
タイトルでびーんと気になって読んだんですが、あまり中身は響きませんでした。
具体的に「何で」稼ぐか、というより精神論多めだったかなと。
乱暴にまとめてしまうと、スキルないならセールスをすればOK! ということでしたが、セールスなぁ。やったことあるけど苦手なんだよなぁと。
本の中でも、毛嫌いせずにやれとありますが。(笑)
けれど気づきはたくさんあって、
私はお金が欲しいわけではなく、
お金を稼げる力が欲しい! とやっぱり思っているんだなとか。
現時点で専門スキルや稼げる自信がないことが引け目なんだなとか。
正社員の専門職で仕事を頑張ってきたけれど、綺麗にキャリアを積み上げられなかったことを悔いているのだなとか。
なのに、先述の通り専門的な大学を出たのだからとプライドだけは高いなとか。(笑)
一度、全部そういうのを手放して、泥臭く生きてみないとですね。
ふりかえり
もっとシンプルに生きたい! 人生を整えたい!
でもなんでかうまくいかないという日々。
自分の中にしがらみが残っていて、それを受け止めきれていないからなんだなーと、『7日間~』を読んで改めて思いました。
自分軸が確立していないと、自己実現なんてものもできないそうです。
自己実現をして充実した日々を過ごしたいと奔走していた時期もありました。
順番が違ったんですね。
しがらみをひも解いて、ゆっくりやっていこうと思います。
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