Evernoteの整理術! 自分なりの方法を見つけるためにまずは必要なこと

読書感想

Evernoteを使いこなしたいと思い、色々ネットで調べたり本を読んだりしています。

今日は、こちらの本について感想を。

 

単純なるEvernoteの使い方やハウツー本ではなく、「Evernoteを使うとはどういうことなのか」をストーリーだてて説明してくれている面白い本でした!

ちなみに、マンガでわかる的なものかと思いきや、中身は文章メインです。図解や解説画像などもなく、表紙のイラストが挿絵で入っている程度です。それでもとっても読みやすかった!

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整理が目的じゃない! まずはとにかくなんでも記録!

Evernoteを使ったことがある人はご存じかもしれませんが、Evernoteってシンプルなようでいて使いこなそうとするととても難しいんですよね。

私も色々ネットの情報を読んだりして、タグのつけ方にこだわってみたり、ノートブックをあれやこれやと作ってみたりしましたが、どうにもこうにも上手くできませんでした。

 

どのノートがどのノートブックに入っているんだっけ?

このタグとこのタグの違い??

 

結局、ごちゃごちゃしていて綺麗に整理整頓できていない状態になってしまっていました。

それを、この本を読んで「私、違ってた!!!」と気づくことができました。

 

私が犯していた失態

とある情報をEvernoteに記録しようとした時、「どのノートブックに記録しよう。どうタグつけて管理しよう」ということを考えてしまって、手が止まってしまうことがありました。

果ては、「ん~この情報はコウモリ問題だな。どっちのノートブックに記録しよう。わからん。もういいや」と、綺麗に記録できないからと情報を記録することを止めてしまう状態に陥っていたのです。

人はそれを本末転倒と呼びます。

そう、私がEvernoteを使う目的は、情報を整理し活用するため。

でも、そのためにはまず情報を記録しなくては整理も活用もしようがない!!

 

とにもかくにもまずは記録!

本の中でも、

  • 検索機能があるからそれで目当てのノートが出てくれば問題ない
  • 人目には雑多でも、自分が使えればそれでよい

と説明されています。

もちろん、後々整理する必要も出てくるわけですが、まずはノート数が500になるまでなんでも記録することが大切と説かれています。

私のEvernoteのノート数はその時50たらず。

私はまだあれこれ整理する段階に至っていなかったんだと気づきました。

まずは記録しないと始まらない!

自分というフィルターを通して整理された情報たち

本を読みながら、あれやこれやとなんでも記録するようになりました。

今まで、「これ記録してどうしよう?」なんて思っていたこともすべて。

合言葉は「とりあえず記録」。

私のEvernoteはまだ雑然としていますが、ノートが100を超えたころにある変化が。

 

なんとなく、「あ〜もっとこんな風に整理したい」という道筋のようなものが見えてきたのです。

 

今までは、ネットの情報を拾い読みして、工夫をこらしたタグつけをしてみたり、無理やり高機能な検索機能を使ってみたりなどもしてみていました。

でも、なんだか合わない。しっくりこない。

 

それが、たくさん並んだノートを眺めるうちに、最適であろう整理方法が浮かんできたのです。

 

よくよく考えれば、人がどんな情報に触れて何を記録したいと思うかは千差万別。

であるならば、自分がどんな整理の方法が合うかもこれまた千差万別。

オーソドックスな基本の整理方法などはもちろんありますが、ネットに載っていた便利な使い方集をマネしてみてもそれが自分に合うとは限らないんですよね。

 

もちろん、これはネットの拾い読みや人のマネを経て試行錯誤の結果見えてきたものかもしれません。

でも、それがわかるためにはそもそも元となるノートが数多くないと何が最適かはわからないのだなと。

「まずは記録」はこういうことだったんだなぁと身に沁みました。

 

本の中では、Googleがすべての情報であれば、Evernoteは自分というフィルターを通した情報という話が出てきます。

それがとってもなるほどなぁと思ったのです。

余談 葉梨さんの働き方がいい

Evernoteの部分とは違いますが、登場人物の1人である葉梨さん(表紙イラストの女性)が、働き方の参考になるな~なんて思いながらも読んでいました。

働き方というか、コミュニケーションがバッサリバッサリしているんですよね。

主人公の林さん(表紙イラストの男性)が色々聞いても、要所は伝えてあとは自分でやれ、みたいな。

私はどうも、あれもこれもと考えてしまい、人に説明する時も口を出しすぎてしまったり、説明し終わった後も「あれで良かったかな、足りていないことあるかな」などとやきもきしたりしてしまいます。

これって、結局は相手のためにもならないし自分のためにもならないんですよね。

相手は、自分の頭で考えて行動する機会を奪われてしまうし、自分はやきもきの間自分の仕事ができないしで。

ストーリーの中では、「同僚とのコミュニケーションに難あり」というようなことを書かれていましたが、私はこのくらいでもいいのかなぁなんて思ったりしてしまいました。

 

まとめ

Evernoteの機能説明やハウツーだけでない、「情報を記録するとはどういうことか」を考えることができる良い本でした。

本書にもありますが、Evernoteの使い方は日々アップデートしていく必要があります。

私が今しっくりきている使い方も、生活スタイルや働き方が変わればまたしっくりこなくなる日がくるでしょう。常に最適は変わるのです。

その際に、また本書を手に取って読みたい。そんな本でした。

 

追記

ちょうど本を読み終えてから一ヵ月が経ちました。

ノート数は240に。

本を終えた直後、今までハードディスクやメールボックスに貯めていた何もかもをEvernoteに入れ込んでいたら、ものの数日で一ヵ月のアップロード上限に^^;

 

3月に入り、少しだけペースを落としてEvernoteを使っていましたが、先日ついにアップロード上限の95パーセントに。

やはりバンバンに使いこなそうと思うと、無料アカウントだと足りないかもですね~。

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