来るかわからないライフイベントのためにお金を稼ぐこと

「サラリーマンは自由がない」30歳セミリタイアを目指す24歳にFPが言いたいこと – MONEY PLUS
24歳、会社員の男性。贈与などで貯めた資産を運用しつつ、30歳頃にはセミリタイアを目指したいと言いますが……。FPの秋山芳生氏がお答えします。

こちらの記事に関して思ったこと色々。

 

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とてもしっかりしてるじゃんって思ってしまった若くない若造

質問者さんの質問内容を見て、

「若いのにしっかりしてる……! 将来の計画もすごい!」

って思ってしまいました。

 

自分が20代の頃は、資産形成とか稼ぎ続けるための現実的なキャリアなんてものを全然考えておらず、

とりあえず就職、とりあえず貯金!

というなんともザルな勘定で日々を送っていました。。

30歳を超えた時、自分が全然「労働によって稼げる力」を身に着けられていなくて、転職市場で30歳に求められるものを持っていなくて、焦ったわけです。

 

そんなのに比べれば、ゴールを明確に描き目標をきちんと実践している質問者さんはすごいなーと。

 

だから、返答にある「世間知らずの甘えん坊」という言葉に、グサリ。

私もまだまだ世間知らずの若造なのかなー。

投資の話はわからないけれど

正直、投資関連の話はまだちんぷんかんぷんです。

なんかポートフォリオというのを作らなきゃいけないらしい、レベル。

 

だから、数値上は可能だけど、こうなったらどうする? という論点で甘いと言われているのかもしれません。

 

けれど、それ以外の点で気になったことが色々。

これくらいで生きていければいいという人生観

24歳の若さであるにもかかわらず年間120万円で生活!楽しいですか?ただただ時間を浪費していませんか?

 

私は20代のうちに

「なんのために生きているんだろう……」

と思い詰めるまで働いて、頭がぱーんとなりました。

仕事のストレスで心身ボロボロになり病院代が嵩む嵩む。

元々の持病をひっさげながら、「普通の人と同じように」働くために病院へ行って薬をもらう。

病院代を稼ぐために働く。そんな日々。

 

世間が言うから立派な職業に就かなきゃ、

転職市場が求める30歳が持つべきスキルを持っていなきゃ、

に振り回されていたのかもなーと思い、

私もいつしか「最低限稼いで生活できればいいや」と思うようになりました。

いのちをだいじに!

 

たしかに、これは自分一人が生活していくのに必要な最低限です。

結婚・出産・介護のライフイベントは考慮していない。

 

でも、この病院代を稼ぐために働く毎日みたいなのに意義を見出せなくなってしまって、一度立て直そうと思ったのです。

 

ストレスが多かった仕事を辞める。ほどほどの仕事をしてみる。

世間がいう立派な仕事、十分な給与額ではなくなったかもしれないけれど、自分の身体や信念にあった働き方をしていこうと。

世間の常識を忘れて、一旦自分にあった自分なりの働き方・生き方を模索してみようと。

 

 

思っているのですけれど!

 

「ただ時間を浪費していませんか?」

「経験できていただろうことを逃していませんか?」

と問われると、まだ心が「うっ」と反応してしまうから、やっぱりまだ腑に落ち切っていないんだろうなー。

 

例えば、大企業でしかできないような大きなプロジェクトに参画するとかって、一人じゃなかなかできないこと。

それによって得られる経験とか仕事のスキルとか人脈とかあっただろうに、私は手放してしまった。

 

私がもう少し強かったら、もう少し賢かったら、普通の人と同じように会社で働けていたら、こうはならなかったのかなぁ、と思ってしまうこともあるから。

もうひと踏ん張りやってみる! の前に手放してしまったから、甘ちゃんだったのかなと思う気持ちもまだ残っているんですよね。

 

 

記事の最後の方にある、人格的な豊かさだとか、自己投資だとかを逃しているのかも、と思うと不安になるんです。

これぐらい、で生きていて人生楽しいの?

24歳の若さであるにもかかわらず年間120万円で生活!楽しいですか?ただただ時間を浪費していませんか?

 

ただ、生活が楽しいか否かについては、割と楽しい、と感じます。

ひゃっっっほーーーーう!! みたいな楽しさではありませんが、

「今日も空が綺麗で風が気持ちいいなー」と感じられる穏やか日々は、最高だなと思っています。

 

20代の頃は、満たされない何かを埋めるために

家と会社の往復ばかりだからだ!

自己投資してないからだ!

と、

リア充パーティ行ったりお酒飲んで回ったり習い事してみたりと色々しました。

 

どれもまぁ楽しかったけれど、充足にまでは至らず。

パーティ自体を本当に楽しんでいるわけではなく、輝いているパーティ現場に溶け込んでいる自分に安堵、みたいな。

もう2,3回行って止めちゃいましたよね。(溶け込めてない)

 

そういう経験もあって、自分は日々の娯楽にそんなにお金は必要ないのかもと思うように。

 

お金がないと結婚出産ってできないの?

記事の中には、

ライフイベント(結婚、出産、教育など)を計算に入れていないで、セミリタイアを考えている。つまり一生一人暮らしを続けた場合を前提にしている

ということも指摘されています。

子育てにはお金かかりますよね。わかる。

自分だったらペラペラの服着てたって質素なご飯食べてたって全然平気と思いますが、子どもにはちゃんと可愛い服着させてたらふく食べさせてあげたいもん。

 

けど、結婚って? やっぱりお金がないと難しいのかな。

私は、もし結婚するとしたら、「披露宴はしなくていいけど、式だけはあげたい!」派です。

写真撮影も混みで20万とかに納まればな、なんて。

その後の生活は、最低限の穏やかな生活を相手とのんびり過ごしていければいいな~なんて。

 

でも、これは結婚生活をしたことがない人間の甘い考えなのかな~と。

結婚をして、生活をしていて、「もっとお金があれば!」と悔やんでしまう日が来るのかなぁ。

 

さらに、結婚の次は出産を選ぶ人もいるわけだから、2人だけならいいけど子どもが出来たらどうするの? という問題にブチあたる。

 

ちょっと前までだったら、どうやって大学まで通わせる、という話がよく話題に出ていました。

けれど最近は、お受験のための幼児塾にも行かせなきゃ、というのを耳にします。

そこまでしなきゃいけないのー? と驚く反面、自分に子どもができたら「うちの子も通わす!!」ってなるのかなぁ。

行ってないとやばい、という「世間のこう」にまた翻弄されるのか、あるいは「行ってないとやばい」が真実なのか。

 

お受験をして全部私立で通った人と、小学校からずっと公立の人とで、生涯賃金とかって差が出てしまうんだろうか。

自分は大学まで出させてもらった身で、結果現状がこうなので、どうなんだろうという。本当親には申し訳ないけど。

 

けど、確かに

行きたかったけど行けなかった

ではなく

行きたいなら行く

という選択肢は渡してあげたい。

 

その時に、「最低限の生活費だけ稼げればいいや」という自分の思想のせいで「行きたかったけど行けなかった」ということになってしまったら、親として失格なのかなと。

 

今はいいけど将来はいいかわからない

結局、この最低限の今の生活は充分だなと感じる。

この価値観に賛同して、一緒に過ごそ、としてくれる人がいたらきっともっと幸せ。

 

でも、お金がないなら結婚出産は厳しいよと思わせられる。

やっぱり、将来どうなるかわからないからと、働き続けて稼ぐスキルをあげ続けてをしなくてはいけなかったんだろうなーと。

でも今を犠牲にはしたくない。

 

この最低限の穏やかな日々を、続けてはいけないのかなーと思う、甘ちゃんの独り言でした。

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