断捨離ブームのころから続けている断捨離。
続けているというより、毎回迷って迷って決心がつかず、また仕舞いなおすということを繰り返していました。
それが今回、退職を機に色々整理できました。
痛感した「迷ったら捨てる」は正しいということ。
今まで繰り返し迷っていた時間・精神的苦痛が本当に本当にもったいなかったことにようやく気付いたのです。
今までしていた断捨離
「タンスやラックがあふれている……」
衣替えのシーズンや、ふとしたお掃除タイミングで服を見渡す度にゲンナリしていました。
典型的服が捨てられない人間だったと思います。
1つ買ったら1つ捨てるができず、買ってきた服が追加だけされていく。
サイズが合わなくなっても「痩せたらまたはける」「もったいない」で、着ないのに捨てられない。
ずっと着ていない服も、こんな場面で着られそう、可愛いから捨てられない、と取っておく。でも朝の着替えで手にとるのはいつもの着回しのよいお決まりの服。
毎回、毎回、「よし、断捨離だ!」と意気込むも、服を全部引っ張り出して、1枚1枚広げて悩んで、また全部畳んで戻すということだけを繰り返していました。
- 「もったいない」という意識は捨てる
- 1年着なかった服はこの先も着ない
- 「いつか」は永遠に来ない
- ときめく物のみ残す
それはわかっているんだけど、つい、つい、ん~~~~でもな~~~~と悩んで、悩みに悩んで結局捨てられないのでした。
今回の断捨離で一気に捨てられた理由
- 退職したので仕事関連の服を一気に整理できた
- 新しい職場で着ていくかという新しい観点
- 悩んでいた時間がもったいなかったことに気づいた
退職したということもあり、まずは仕事服を一気に整理。
次の職場が決まっていないので、どのような服装が求められるかわかりません。前職より緩いかもしれないし、逆にかっちりしているかもしれないし。
とっておいても着られるかわからないという理由もあり、いつもより決断が早かった。
また、ちょっとへたってきたけど「でも着られるし」という理由でついつい残しておいてしまった服も、「新しい職場で、心機一転の新しい気持ち」の時に着たいかという問いかけで簡単に手放せました。
結果、仕事服に関してはシンプルで着回しが良い2着のみ残す結果となりました。
繰り返す失敗の果てに手に入れた大きな気づき
ずっと、「いつか着るかも」「いつか痩せるかも」と残しておいた服も、退職という大きな環境の変化を期に、ようやく諦めて捨てることができました。
この、出して、手に取って、悩んで、悩んで、ごみ袋に入れて、でもやっぱりもったいないと拾い戻し、畳んで、また仕舞う、という動作を何回も何回も繰り返してきました。
今回捨てた何十着もの服にも。年2回の衣替えと盆と暮の片づけのタイミングに。毎回毎回、「今回もあまり片付けられなかったなぁ……」という溜息と共に。何年も。
それが結局、あれだけ毎回迷い残してきた服も、結局1回も着ないで終わることとなりました。
あの悩んだ日々はなんだったのか。着られることもなくタンスに詰められるだけだった服達はなんだったのか。
なんという虚無感。
悩むって、まずそれ自体が頭使うし結構ストレス。
悩んだ結果やっぱり手放すのが惜しくて手元に残すと決めたとしても、服が戻ってきたという嬉しさはなかった。その時点で答えは出ているようなものなのにね。
悩んで結局手元に残す。それは「決断」ではなく「保留」。
悩んだ結果、ただ決断する時期を先延ばしにしただけ。
だから、「どうして私ってこう前に進めないのかしら」というネガティブな感情だけが蓄積する。
毎回長い時間をかけて片付け(という名の出して悩んで元の場所に仕舞うという無意味な動作)を繰り返し、しんどい思いを無駄に重ねていただけだったのです。
そう気づいてから、「悩んだら捨てる」とはそういうことだったのか、と腑に落ちたのでした。
悩んでいる時間がもったいない。
悩んで捨てられなくて自己嫌悪、とネガティブになる方が精神衛生上もったいない。
服は仕事服、プライベート服、季節ものなど何くくりかにわけて行いました。ついつい迷ってとっておこうかな……と戻したくなるのですが、その度に
またあの悪夢を繰り返すのか……。
という思いが頭をよぎります。そう思うと、その後の断捨離も以前よりすいすいと捗るようになりました。
今回の断捨離の流れ
断捨離の本によくあるやり方で、目新しい情報はないと思いますが、一応載せておきます。やり方を知っているのと、それを実行できるのとでは大違いなのよね……。
1.服を全部一か所に出す
これだけでちょっとした運動。
2.一枚一枚手に取り、以下のチェックを行う
- サイズが合っているか。→現時点で合わなかったらどんなに可愛くても捨てる
- 一年以内に着たか。存在を覚えていたか。→Noなら捨てる
- ときめくか。→今回は、「新しい職場に、なんなら初日に着ていくか」と考えて、Noなら捨てる
ついついとっておきたくなっても、あの虚無感を思い出してゴミ袋にGoGoです。
3.ありがとうの気持ちと共に手放す
入社してからずっと一軍で着ていた服もあります。長持ちのいい服だったなぁ。あのプレゼンの時、この商談の時、着ていったなぁ。一緒に戦ったなぁ。
お疲れ。ありがとね。私は先に行くよの気持ちを込めて捨てます。
服の処理方法
服を手放す時、もったいないの心を最小限にするためにも、二次利用やリサイクルを出来たらしたいですよね。
こりゃーもう誰も着ないわっていうへたりまくりの服は諦めがつきますが、一瞬でサイズアウトしてしまった可愛い新品同様のスカートなんかもあるのです。これは捨てるなんてもったいない。
- メルカリなどフリマアプリを利用する
- リサイクルショップなどに持っていく
- 寄付する
- ゴミとしてだす
今回は、ぜ~~~んぶ丸ごとまとめて一気にゴミとして出しました。
理由は一言で言うと手間です。
家の近くにリサイクルショップはなかったし、ブランド品はそんなにないので、頑張って隣町のショップに持っていったとしても電車賃にもならないでしょう。
ほぼ新品のスカートなどもあったので、メルカリなんかで頑張って売れば、数千円にはなるかな~と思いはしたのですが。
そう思って、いつか売るものBOXに入れられ部屋の隅に鎮座すること数年だったのです実は。
写真撮ってネットで出品して人とやりとりして売れたら梱包して送って……それがどうしても面倒で苦痛で、ついついずーっと後回し。よし。いつかは来ない。
いいからやれよって感じですが、ここで売るというワンクッションを置くことで手放す流れを止めたくなかったのです。一気に手放したい。一気に捨てよう!!
ということで、市の古着ゴミとして出しました。
救い(?)だったのは、古着ゴミとして出すと、市の方で資源回収してリユース・リサイクルしてくれることです。
活かしてあげられなくてごめんね。どこかで新しい役目を担ってね。ありがとう……ありがとう……。
あぁ。長かった。。
余談。
ちょっとびっくりだったのが、指定場所に出しておいた古着の入った袋、市の回収が来る前に減っていました……。誰かが持っていってリユースしてくれたのかなではありますが、なんかちょっと恐いよね。
断捨離成功した後の心境
やっぱりすっきりしていると気持ちがいい!
あと、服ってあれだけ捨てたはずなのに、まだまだ結構あるんだよなぁ……というのが感想です。
冬服は、半着手状態で、今年の冬に着なかったら捨てようというのがまだ少し残っているので、冬に再度断捨離をして、服関連は完了かなーなんて思います。
断捨離後、物欲が減るというのも聞きますが、当たってるなーと。
私の場合はですけど、新品同様で手放してしまった服達に対する引け目からか、新しい服はしばらく買うの申し訳ないななんて思っていました。
あと、ついこれ欲しいーって思っても、
あれだけ大変な思いをして手放したのに、今これを手に入れるってことはいつかまたあの大変な思いをすることになるんだぞ! いいのか! それでも本当に欲しいのか! あの悪夢を繰り返すぞ!
という自制が働くようになり、「欲しいものを買う」のではなくて、「本当に必要なものか」をよく考えてから買うようになりました。
ここまで来るのに長かった……。でも、大きな成長があったと信じて。
まだまだ他の細々したものが残っております。理想の綺麗なお部屋を目指して、断捨離続けていきます!
後日談。
就活でまた使うしと思っていたジャケット類も手放しておけば良かったと思った日の話。
あ~買っちゃった~。
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