なんでかいつも遅刻しちゃう。
気づいたらバタバタしながら家を出てしまう。
時間に遅れてもいいやと思っているわけでも、不真面目なわけでもないのに、
なんでかいつも遅刻しちゃう。
幼少期~学生の頃まで、このことに関してすごく悩みました。
社会人になってから、試行錯誤を経てようやく対処法なども身に着けられてきました。
そんなわけで、今日は
- 遅刻癖な人の脳内では何が起こっているのか
- 遅刻しないようにするために編み出した地味な対応策
について語りたいと思います。
遅刻癖の理由 脳内ではこんなことが起こっている
時間認識能力が低い
なんとなくで、「そろそろ出かける時間だ」というのが把握できないんですよね。
感覚的にわからない。
例えば、8時に駅にいたいとする。
駅まで15分なので7:45に家をでなくてはいけない、という状況の時。
準備万端で7:45を待ち構えているのならば、もちろん「そろそろ時間だ」と家を出ることができます。
けれど、「そろそろ準備する時間だ」ができないんですよね。
7:45に家を出るために何をしなくてはいけないか。
や
という、漠然としたそろそろが認識できないんですよね。
これは、決まりきったルーティンであれば問題なく行動できます。
8時には駅にいたい。
であれば、いつも通り何時に起きて、洗面をして、ご飯を食べて、あれこれして、7:45に家を出る。
いつも通りであればできるんです。
しかし、これが「いつもと違う時間」「いつもと違う用事」「いつもと違う駅」と、
ひとたびイレギュラーになると、全然わからなくなっちゃうんです。
特に、お休みの日にどこか出かけようとしていた時。
お昼食べて何時に家を出る、と決めているのに
というのが、パっと認識できない。
だから、下手をすると、お昼ご飯を食べ終わった後に、
あぁっあれとこれしたかったのに。気づいたらもう家出る時間じゃん!
と慌てることになるんです。
頭の中のメモリーが少ない
先の「イレギュラーに対応できない」と少し被るんですけど、不測の事態に対応するのが苦手です。
と頭の中で考えていたことが、不測の事態が発生するとそれにぽーんっ! とはじき出されてしまうんですよね。
で、だいたい不測の事態の対応に追われていると、
というギリギリデッドラインすら抜け落ちてしまう。
気付けば、あれっ全く家を出る恰好でないのにもう家出る時間!!! となるわけです。
しかも、この「不測の事態」というのが、
- ばーちゃんが倒れた
などという、本当に緊急で誰しもが大慌てになってしまうような事態ならわかるんですが、
- 誰かからちょっとした電話・メールがくる
- 些細な用事に気を取られる(図書館に返す本どこだっけ等)
- 今日着ようと思っていた服がスカートだけど、風が強いからこれだと駄目かも服どうしよう
などなど、自分でも「えっそれくらいで乱されるなよ」という小さなことで、いとも簡単に乱されていきます。
対策
紙に事細かに書きだす
何時にどこ集合、だけじゃないんです。
・そのためには何時の電車に乗る
・そのためには何時には最寄り駅についていなくてはならない
・そのためには何時に家を出る
・そのためには何時くらいから家を出る準備をしなくてはならない
・そのためにはこの用事を何時までに終わらせておきたいので、何時からとりかかる
と、ここまで書きます。
え、自宅から最寄り駅まで何分かかるかくらい書かなくてもわかるでしょ?
家を出る準備をする時間まで書く??
って思いますか。
私も昔は思っていました。
けれど、自分の今までの行動に鑑みて、書かなきゃダメだと。
「なんとなくそろそろ」という体感的な認識
わかりません。認識できません。
紙に書いて、文字や図で視認できる状態にしないとダメみたいなんです。
そして、
頭でわかっている(つもり)
は一瞬にして吹き飛びます。
特に、イレギュラーな用事については、頭の中に抱えきれません。
ついさっき時間を調べて何時頃に準備しておかなきゃと認識しても、少し経ったら何時だっけ?? ってなっています。
こう改めて文字で書いてみると、頭弱すぎて泣きそう。
あともうちょっとできそう欲を捨てる
私の悪い癖で、作業していたことをバシッと区切って止めることができません。
集中しすぎて、何時に家をでる! ということが抜け落ちてしまっていた、ということもあります。
でも、家を出る時間が認識できていても、
つい、「あともうちょっとやりたい、あともうちょっと区切り良いところまで」とやってしまい、
気付けばちょっとどころか30分くらいやってた! 家出る時間ギリギリになってた!
ということがよくありました。
特に、先述の「紙に事細かに書きだす」をやっていないと、家を出る時間しか認識していないと、
なんとなくまだ時間がありそう、いけそう。
という誤認識をして、準備にとりかかるのが遅くなりバタバタになってしまうことがあります。
なので、家を出る準備の開始時間なども書いておくんですね。
しかも、あともうちょっとやったところで区切り良いところまでできた試しがありません。
そういう状況で行った作業というのは、やはり焦っているからクオリティが低いんですよね。
もう家を出る時間が近づいている! どうする?
でももう少しやりたい! あと何分やる?!
10分か?! いや5分か?!
と、私の頭は絶賛パニり状態に陥り、メモリーはショート。
冷静な判断もできなくなってきます。
時間ギリギリまで粘ったくせに、その犠牲に見合う成果は得られていない。
となるくらいなら、せめて
としようよ、と。
泣きっ面に蜂よくない。
なんやかんやの時間を加味する
なんやかんやしていたらこんだけ時間かかっちゃった。
ってことありますよね。
つまりはバッファ時間を取ろうよ、という、あたり前のことです。
仮に電車で20分とGoogle先生がおっしゃっても、30分と見越して予定を立てます。
徒歩5分とあっても15分だと思って気合を入れます。
特に不測の事態への対応力が弱い自分としては、多め多めにこのバッファ時間を取るようにしていて、
真っすぐ行ったら30分くらい、というところをなんやかんや1時間以上かかると計上して、先述の通り紙に書きだします。
Q.5分前行動とか、集合時間に余裕に着くつもりで行動すればいいんじゃないの?
待ち合わせ時間ぴったりではなくて、15分前に着くようにすればいいんじゃないの?
なんてことをよく言われます。
はい、おっしゃる通りです。
けれど、先に申し上げた通り、
- 15分前に着くには何時ごろに準備していないといけないのかが体感で把握できない
- 不測の事態が生じてメモリーがショートしたら予定していた時間がわからなくなる
という問題は変わらずなのです。
さすがに1時間前に現地に着いていよう、と予定を立てれば
ちょっと不測の事態があったって大丈夫でしょって思われますでしょ。
でも、残念ながら、1時間前に現地に着くようにしていた時って
「1時間前に着くはずだからあともうちょっと平気」
という認識が出てきてしまうんですよね。
(よりによって、こんなところだけしっかり認識しちゃう脳みそよ……。)
そうすると、あともうちょっとできそう欲がムクムクと顔を出す。
もう家を出る時間だ! どうする?
いや、1時間は余裕見ていたはずだ! ならばもう少しだけ、もう少しだけできるはず!
あと何分やる?! 20分か?! いや30分か?!
あれっ そもそも本来の時間ぴったし間に合う時間って何時に家を出ればいいんだ?
と、逆に大パニック。
そんなわけで最近では、
- Case1.だいぶ余裕をみた時間の予定
- Case2.そこそこ余裕をみた時間の予定
- Case3.これを逃すと完全アウトな時間の予定
と、スケジュール帳に数パターンの予定を書いておきます。
あともうちょっとできそう欲があまりに強くなった時などは、
- じゃ、Case1.は諦めて2にするかー
という具合に、柔軟に対応したりしています。
おぉっ臨機応変な対応ができるようになっている!
まとめ
遅刻ってよくないですよね。
- 人からの信頼を無くす
- 得られるはずだった機会を逃す
- 自己嫌悪に陥る
とよくないことばかりです。
あえて微妙な時間(14:52集合など)を伝えて、
「そんな微妙な時間を指定してくるってことはこの時間は絶対なんだな」
と思わせましょう!
というのをテレビでやっているのを見て、
「『遅れても平気』なんて思ってないのになぁ」と
ちょっと悲しくなりました。
でも、それが周りからのジャッジですよね。
それに、遅刻が良くないのは揺るがない事実。
自分だけのプライベートのお出かけさえ、本当はこれも見たかった、あれもしたかったのに、と色々な機会を逃したり、
1日中せわしなかったり、そわそわしていたり、
あぁ、私ってなんでこうダメなんだろう……と落ち込んだり。
自分なりの対応策見つけて、ゆるりとやっていきましょうね~。
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